今から3年前。
線の細い女の子がスタッフ募集に応募して、この若葉駅前校に来てくれた。
面接では前のバイトの話で盛り上がって、採用面接初体験の自分自身すごく気が楽になった。
採用後は、一つ一つの仕事に真摯に取り組み、生徒からも『お姉ちゃんみたい』と言われるような
この校舎になくてはならない存在になった。そんな彼女を慕いこの校舎で働きたいと言ってくれる生徒も多かった。
若葉駅前校のスターティングスタッフとして、どれだけ自分を支えてくれたか・・・。
『今のこの校舎に正解や常識はない。自分で考えて、自分で自由にやってみてほしい』
ある意味ではとんでもないお願いだった。でも、それに全霊で応えてくれていた。
2年目から、先輩スタッフとして後輩の面倒を見てくれるようになっていた。
彼女が主催の『女子会』はそんなスタッフたちにとって本当に楽しい時間だったらしい。
開校して以来、毎年毎年新たなことにチャレンジし続けるこの校舎は安定とは程遠かった。
いろいろ、迷惑もかけた。それでも、たった3年でここまで校舎が大きくなったことに彼女の力が影響しているのは間違いない。
3年目。最後の1年。
スタッフたちの指導役を頼んだ。彼女は快く引き受けてくれた。
そして、『自分でやりたいと思ったことには積極的に挑戦してみてほしい。』と頼んだ。
彼女は期待以上の成果と、想像以上の世界を後輩に遺してくれた。
悩み、苦しみ、負担になったこともあったと思います。
それでも、この重責を負った1年を、やり切ってくれました。
本日の勤務をもって、彼女はこの校舎を卒業します。
この校舎のスタッフとして、最初の卒業生です。
春からは新しい世界で彼女は輝きます。
彼女が抜けた穴はとても大きなものかもしれませんが、彼女が育ててくれた後輩たちがその穴を埋められるくらいに大きく成長しています。
最高のスタッフに出会えたと、心の底から思います。
『後輩たちの卒業の時はぜひ呼んでください』
最後に自分にくれた手紙に書いてありました。
きっと、後輩たちにとっても永遠に『お姉ちゃん』なんでしょう。
必ず呼ぶので、予定を空けておいてください。
この3年間、本当にありがとうございました。
新天地での活躍、全力で応援しています。
若葉駅前校 校舎長
泉本 圭介